ボルボの名車 850シリーズ
2019.04.05
NEWS
ボルボの名車を紹介するシリーズ第3弾です。
今回は今でも多くのお客様にご愛用いただいております850シリーズをご紹介します。
850シリーズは、240シリーズの後継車として、これまでのボルボの歴史上最大の投資をして開発されたモデルです。
1991年にまずセダンが登場します。
発売時のキャッチコピーは「A dynamic car with four world-beating breakthroughs(世界最先端の4つの画期的な機能を備えたダイナミックな車)」です。
4つの新機能とは、「横置き5気筒エンジンによる前輪駆動」「独立懸架式サスペンションのダイナミクスおよび乗り心地とライブリアアクスルの安心感を兼ね備えたデルタリンクリアアクスル」「SIPS(側面衝撃吸収システム)」「自動調節式フロントシートベルト機構」です。
特に、これまでの後輪駆動から前輪駆動に変更され、一から新開発されたモデルです。
少し珍しい、5気筒エンジンは、ハイパフォーマンス・スポーツカーメーカーのポルシェ社も開発に関与しています。
また、サイドエアバッグが世界で初めて装備されたのもこの850シリーズです。
1993年には待望のエステートが発売され、1994年には(英国ツーリングカー選手権)でレースに復帰を果たし、「ボルボ=スポーティ」のイメージを定着させました。
850シリーズは1996年まで生産され、850シリーズのビッグマイナーチェンジモデルのS70/V70シリーズに引き継がれました。
1996年の生産終了まで、セダンは約39万台、エステートは約33万台生産されました。